便秘と下痢の繰り返しが続く人の食事療法

憂鬱

「普段は便秘気味だけど、飲んだ次の日は下痢になる」、「便秘解消に薬をのむが、下痢になって辛いし、またすぐ出なくなる」こうした悩みをもつ人は多いものです。
身体に対して強い刺激(冷たい水、食べすぎ、病原菌の侵入など)がある時、その緩和のために、排出作用=下痢が起こり、逆に、身体を鈍らせる刺激(偏食、食事時間の不規則、寝不足など)の場合、便秘になります。
身体はどちらか一方の症状が表われると、その逆方向へと活動を始めます。(これを恒常性といいます)。つまりバランスをとっているのですが、お酒や薬などの外からの刺激が強くなるほど、この働きが弱り、便秘と下痢を繰り返すことになるのです。

この悪循環を断つためには、軽い絶食をおすすめします。まず、お腹がすくまで食べない。できればまる一日食べないことです。
コーヒーやお茶は刺激になるのでさけます。お腹がすいた時は、梅干し入りのおかゆ、ゆでた野菜、野菜スープ、白身魚やササ身など消化の良いものを温めて、よくかんでゆっくり食べます。これを2~3日続けるだけでも、腸を休めることになり、自然治癒力が蘇ってきます。

発酵食品などで腸内に善玉菌を増やしておくことも大切です。また、善玉菌の働きを促す食物繊維やミネラルを含むものを食べることを心掛けると良いでしょう。

→便秘はこちらも参照のこと。
→下痢はこちらも参照のこと。

食事で善玉菌を増やそう

人間の腸の中には、約100種類、10兆もの細菌がいると言われています。この腸内細菌は、ビフィズス菌に代表される善玉菌と、ウエルシュ菌に代表される悪玉菌に分類されます。

善玉菌(ビフィズス菌など)

主な働き
ビタミン類やアミノ酸を作る。(数日、絶食しても元気でいられるのはこのため)
乳酸、酢酸、酪酸といった酸を作り、陽内を弱酸性に保つ。
悪玉菌の出す毒素を無毒化する。

善玉菌を増やす食べ物
発酵食品、食物繊維の多い食べ物(ナッツ・海藻・きのこ・未精白の穀物) 、フラクトオリゴ糖、リンゴ、バナナ
ミネラルバランスの良い麻の実ナッツはおすすめです。
また、麻炭を飲むと腸内環境が整います。

悪玉菌(ウエルシュ菌など)

菌自体が毒素を持ち、腸内のタンパク質やアミノ酸を腐敗させます。
これらの毒素が便秘や下痢の原因となり、さらにその毒素が全身に運ばれると脳溢血や心筋梗塞などの成人病を引き起こします。

悪玉菌を増やす食べ物
肉類、動物性脂肪、スナック菓子、ケーキなどの甘いもの