正しい食事・バランス 栄養学の実践による 健康生活

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肉食中心の食生活がもたらす健康障害


アメリカの現代栄養学の基礎となっている「マクガバンレホート」では、脂肪やタンパク質を過剰摂取することによってガンをはじめとする生活習慣病の発生率が高まる恐れがあることが報告されています。
この中で、動物性食品を減らし、できるだけ精製しない穀物や野菜、果物を多く摂ることが提唱されています。
特に肉、乳製品、卵といった動物性食品から脂質やタンパク質を過剰摂取すると、生活習慣病の危険性が高まります。
具体的に動物性食品にどのような問題があるのかについて、以下に代表的な例をご説明いたします。

脂質の主成分である脂肪酸は、飽和脂肪酸と不和脂肪酸とに分類されます。
陸上の動物に多く含まれるのは飽和脂肪酸であり、飽和脂肪酸はコレステロール値を上昇させ、血液を流れにくくしてしまう性質があります。
一方、植物や魚の脂肪に含まれる不和脂肪酸はコレステロール値を下げ、生活習慣病を予防する働きがあるといわれています。
ビタミンAは、緑黄色野菜に多く含まれるβ‐カロチンと、動物性タンパク質に含まれるレチノールとの二つに分けられます。
β‐カロチンは体内で必要な分だけビタミンAとして消費されるので過剰症になる心配がないのに対して、レチノールには過剰症があり、とくに妊娠初期の過剰摂取は催奇形性の原因になるともいわれています。
このように、脂質、ビタミンAといった同じ種類の栄養素であっても、動物性のものと植物性のものとでは、その性質に違いがあるのです。

ただし、一部のビタミンやミネラルには動物性食品に多く含まれ、植物性食品に少ないものもあります。
個人差もあるので、個々の体質によって考えなければいけない問題ですが、ことに化学肥料やハウス栽培の影響で、野菜に含まれるビタミンやミネラルの含有量が昔と比べて激減しているといわれている現状においては、栄養バランスを摂るために、野菜や穀類を中心とした食事を基本としながらも、動物性食品も魚を中心に適量に食べるという考え方が正しいのではないかと思います。

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